特集 感染症の今日的問題
新生児感染症の治療
市橋 保雄
1
Yasuo Ichihashi
1
1慶応義塾大学医学部小児科学教室
pp.697-701
発行日 1972年8月10日
Published Date 1972/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409204658
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小児は常に成長しつづけており,各日齢,各月齢,各年齢に応じた生理的,解剖的特性をもつていて,大人を単に小さくしたものではないことは繰り返しいわれているところである。
したがつて,感染症の種類,それに対する生体側の反応も成長発育にともなつて変化するとともに,子供の薬物,なかでも抗生物質の代謝も成人とはおのずから趣きを異にしているのである。
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