特集 不妊症の治療--最近の焦点
アンケート
検査で異常の認められない不妊夫婦の治療—私はこうしている
織田 明
1
,
大沢 辰治
2
,
名取 光博
3
,
久保 博
4
,
渡辺 茂
4
,
矢内原 啓太郎
,
山本 皓一
5,6
1虎の門病院産婦人科
2東京逓信病院産婦人科
3都立荒川産院
4国立東京第二病院産婦人科
5東京警察病院産婦科
6東大
pp.130-132
発行日 1972年2月10日
Published Date 1972/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409204560
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No.1
検査をくりかえすことが肝要
当院不妊外来ではスクリーニングテストとして基礎体温,ヒューナーテスト,卵管通気法を施行している。これは不妊の原発,二次を問わない。このスクリーニングテストを無事合格したもののうち ①不妊期間の比較的短いもの(1.5年まで)はそのままで約0.5年は経過をみる。もちろん基礎体温の測定は続ける。
②不妊期間の長いもの(2年以上)および①の群のうち0.5年以内に妊娠成立しなかつたものを合せて上記のスクリーニングテストに次いでさらに精液検査,頸管粘液検査,子宮輸卵管造影術,子宮内膜生検も行なう。
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