Japanese
English
研究
不妊夫婦の性管における精子凝集菌に関する研究(その1)
Studies on sperm agglutinizing bacteria in genital tracts of sterile couples
横山 稔
1
Minoru Yokoyama
1
1慶応義塾大学医学部産婦人科教室
pp.843-850
発行日 1962年11月10日
Published Date 1962/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409202700
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緒言
近来,婦人科学の動向の一つは,不妊の実態を解明せんとする方向に向きつつあり,不妊症が各方面より研究され不妊を来す原因を探求し,かつこれを克服除去しようとする試みが行なわれている。
とくに女性不妊の原因の一分野としての頚管因子は,精子が子宮腔および卵管に向つて通過せんとする通路の第一関門として重要視され,ここに分泌される頚管粘液は頚管の精子貫通性を支配する因子として,頚管粘液とホルモンとの関係,粘稠度・pHなどの物理的性状,および電解質・糖・アミノ酸その他の有機および無機物質の化学的分析などが多数研究されている。
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