連載講座
産婦人科領域におけるホルモン療法(3)—無排卵
橋口 精範
1
Akinori Hashiguci
1
1東京医科歯科大学医学部産婦人科
pp.277-278
発行日 1971年3月10日
Published Date 1971/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409204382
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I.療法にあたって
一般に,無排卵のものは,前項にのべた無月経という形であらわれてくることが多いので,その場合には無排卵であることが充分推定のつくところであるが,稀発月経,過少月経といつた場合でも,無排卵によつておこつてくることが多いので,念頭に入れておく必要がある。
しかし,中には無排卵周期症とよばれるものがあり,無排卵なのに,外見上は正常月経周期をみせていることがあるので,この場合には種々の検査をしてみて,初めてわかることが少なくない。
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