薬の臨床
Aminocyclohexyl Penicillin 6-(1-Aminocyclohexane carboxamido) penicillanic acidに関する研究
水野 重光
1
,
高田 道夫
1
,
佐野 慎一
1
,
上山 卓也
1
Sigemitsu Mizuno
1
1順天堂大学医学部産婦人科学教室
pp.1089-1093
発行日 1969年12月10日
Published Date 1969/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409204136
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はじめに
近年における合成penicillinの開発はめざましく,最近1年間に登場したものだけでも,iso×zolyl系合成penicillinであるflucloxacillin,6-amino penicillinicacidから合成されたcarpenicitlinがある。前者は撰択的抗生物質として耐性ブ菌感染症に有効であり,後者は広領域効果をもち,aminobenzilpenicillin(AB-PC)によく似た抗菌スペクトルを示し,特にproteus, pseudo-monasに対して有効である。
合成penicillinは上記2製剤からもわかるように,撰択的スペクトルをもつグループと広領域抗菌スペクトルを示すものとの2つに大別される。
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