今月の主題 可溶性膜糖蛋白
解説
ICAM-1, VCAM
本谷 聡
1
,
辻崎 正幸
1
,
今井 浩三
1
Satoshi MOTOYA
1
,
Masayuki TSUJISAKI
1
,
Kozo IMAI
1
1札幌医科大学第一内科学教室
キーワード:
ICAM-1
,
可溶性ICAM-1
,
VCAM
Keyword:
ICAM-1
,
可溶性ICAM-1
,
VCAM
pp.911-915
発行日 1994年8月15日
Published Date 1994/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542902064
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ICAM-1はリンパ球上のLFA-1と接着し免疫反応を引き起こす分子である.と同時に多くの悪性疾患,炎症性疾患の組織にも過剰発現が認められる.
血清中に存在する可溶性ICAM-1の測定成績では,血管炎や肺病変を合併した膠原病や癌患者で高値を示す例が多く,特に転移や他臓器浸潤を伴う癌患者で,非常に高い値を示す.〔臨床検査38:911-915,1994〕
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