Japanese
English
臨床
単眼症の1剖検例
An autopsy case of cyclopia
太田 五六
1
,
佐々木 博也
1
,
竹内 桂一
2
Goroku Ota
1
,
Keichi Takeuchi
2
1金沢大学医学部医動物学教室
2国立金沢病院産婦人科
pp.219-221
発行日 1966年3月10日
Published Date 1966/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409203447
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はじめに
単眼症(cyclopia)は,その特異な顔貌のために古くから人々の興味をひいたのは当然であり,その報告例も少なくない。外国では,1619年Truaffが最初にこれを報告し,1889年には,眼科医Bock1)により詳細な報告がなされている。本邦においては,更井2)(1891)が最初に報告して以来,今日まで約40数例の報告が見られる。われわれも最近単眼症の死産胎児を剖検する機会をえたので,ここに報告する。
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