Japanese
English
臨床
内臓大脱出症の1例
A case of visceral ectopia
斎藤 博之
1
,
千葉 泰男
1
Hiroyuki Saito
1
1横手市平鹿総合病院産婦人科
pp.215-218
発行日 1966年3月10日
Published Date 1966/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409203446
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はじめに
臍帯ヘルニアは約5000の分娩に1例の割にみられ,単純なものから,腹壁破裂部より脱出した内臓が広く露出しているもの,さらには胎盤の附着を伴ない他の重大な奇形を合併し,多くは死産に終るものに至るまで種々の程度があり,その治療効果については到底一率に論ずるわけにはいかない。
このうちEventration (内臓大脱出症)といわれるものは17000回の分娩に1回といわれているが,われわれは最近その1例に遭遇し,手術を試みる機会をえたのでここに報告する。
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