日常診療メモ・XXI
2,3の腹壁異常の治療(その1)
清水 直太郎
1
Naotaro Shimizu
1
1九州大学温研産婦人科
pp.112-117
発行日 1965年2月10日
Published Date 1965/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409203214
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
I.脂肪懸垂腹
これは脂肪過多による懸垂腹で,腹直筋離開,膀ヘルニア等,腹壁筋〜筋膜層の不全による蛙腹とは異なる。しかしこれ等が合併することは珍らしくない。そのときには本症の加療とともに腹壁不全を閉鎖することが必要である。本症の治療には手術療法につづいて多くは食餌療法を行なわねばならぬ。
手術療法の適応には次の3種がある。
Copyright © 1965, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.