提言 PROPOSAL
赤ちゃんを中心とした産科学—その考え方と主張
伴 一郎
1
1国立京都病院産婦人科
pp.895-896
発行日 1962年12月10日
Published Date 1962/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409202712
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「赤ちやんを中心とした産科学」というのは,昨年来私が助産婦雑誌(医学書院刊)に書いている産科学の標題である。
産科学とはいうものの,教科書的な産科学ではなく,新生児の剖検資料を反省して,妊婦というものはかく取扱わねばならない,分娩というものはかく考え,かく取扱わねばならない,新生児というものはかく取扱わねばならないと感じとつたところを,ありのままに記した,いわば新生児剖検の反省記録のようなものであるが,著者としての考えなり,主張なりを紹介するよう求められたので,お答えしたい。
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