Japanese
English
薬剤の臨床
妊娠悪阻に対するHomocysteinthiolactonの使用経験
Clinical experience with Homocysteinthiolacton in hyperemesis gravidarum
橋口 精範
1
,
熊坂 高弘
1
,
畑中 貢
1
,
酒井 和之
1
,
中井 暲典
1
Akinori Hashiguchi
1
1東京医科歯科大学医学部産科婦人科学教室
pp.511-515
発行日 1961年6月10日
Published Date 1961/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409202440
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Ⅰ.はしがき
妊娠悪阻の成立機序に関しては今日なお不明であり,種々の説がとなえられており,したがつてその治療にあたつてもいろいろな方法がこころみられている。
しかし,妊娠悪阻の場合は血液性状,中枢神経系,自律神経系,内分泌系などの全身臓器に変化がおこつており,物質代謝障害をきたすことは明かであり,その場合代謝障害の中心となる肝臓に何らか障害をきたすであろうことは考えられるところである。
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