Japanese
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第7回綜合医学賞入選論文
妊娠悪阻に対する葉緑素"サングリーン"の使用経験
Clinical experiences in chlorophyll"Sungreen"in hyperemesis gravidarum
堀内 真
1
,
山口 正義
1
,
水野 貫一
1
Makoto Horiuchi
1
1東京大学医学部附属病院分院産婦人科
pp.845-848
発行日 1957年12月10日
Published Date 1957/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409201653
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緒言
妊娠悪阻の療法としては従来より多くの薬剤が使用されて来たが,いずれも特効のあるものは無く,寧ろ心身の安静と食餌療法を基礎として暗示療法,腸内寄生虫駆除,大量輸液等が屡々効を奏する事が多い。その他に肝臓解毒機能促進,良質の蛋白補給,自律神経遮断,陰イオン交換樹脂製剤の利用,鎮静鎮吐剤等が併用されるが,今回は葉緑素製剤を単独に使用して妊娠悪阻の軽減に努める目的で水溶性クロロフイン(日本生化学工業株式会社製"サングリーン")の効果を検討しにので報告する。
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