Japanese
English
症例報告
Rh式血液型不適合による新生児赤芽球症の交換輸血成功の1例について
A case of successful exchange transfusion in erythroblastosis neonatorum due to Rh-incompatibility
後藤 忠雄
1,2
Tadao Goto
1,2
1慶応義塾大学医学部産科婦人科教室
2後藤産科婦人科病院
pp.365-366
発行日 1961年4月10日
Published Date 1961/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409202414
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Ⅰ.緒言
血液型不適合の母子間の新生児赤芽球症に対し,現在,交換輸血による治療法が最適である。
その方法も 1) Wallerstein氏法(大泉門を通じ,矢状洞 より瀉血し,腕の表在血管より輸血) 2) Wiener氏法(橈骨動脈より瀉血し,内踝 の伏在静脈より輸血) 3) Arnold & Alford氏法(大伏在静脈が股 静脈に入る前で,ポリエチレン管を下空静 脈に入れ,一方から瀉血,他方から輸血) 4) Diamond氏法(臍静脈からポリエチレン 管を入れ,同一管で潟血し,輸血)等が行われている。
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