Japanese
English
症例研究
ABO式血液型不適合による新生児赤芽球症にDiamond氏変法により交換輸血を行い成功した1例
A case of exchange transfusion using modified Diamond's method which was successful in erythroblastosis foetalis resulting from ABO-incompatibility
杉田 好朝
1
,
三吉 玲子
1
,
一宮 勝也
2
,
新井 大作
2
,
山村 惠次
2
,
横山 三男
3
,
川村 一枝
3
SUGITA YOSHITOMO
1
1賛育会病院
2東京医科歯科大学産婦人科教室
3東京医科歯科大学法医学教室
pp.61-63
発行日 1957年1月10日
Published Date 1957/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409201500
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緒論
1940年Landsteiner&Wiener1)に依り抗Rh抗体が発見され,母児の間の血液型不適合に依る新生児赤芽球症が判明し,1944年Halbrecht2)に依つてABO式血液型不適合に依つても新生児赤芽球症が起る事が始めて報告された。我が国に於いても古畑3),小川4)等の報告があるが,我々もABO式血液型不適合妊娠に依つて起つたと思われる新生児赤芽球症の1例を経験し,これをDiamond法5)の変法に依つて交換輸血し成功したので此処に報告する。
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