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グラフ
陣痛記録器
A new external tocograph (Type M & D)
東京医科歯科大学医学部産婦人科学教室
pp.173-174
発行日 1961年3月10日
Published Date 1961/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409202380
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- Abstract 文献概要
分娩に際して母体側の娩出力の表現である陣痛の動静を知ることは,臨床的に極めて重要なことである。従つて陣痛の記録方法はいろいろあるが,internal tocographyとexternal tocographyとの2様式がある。external tocographyはSchaffer (1896)を嚆矢として,Crodel (1927,1930),Dodek(1932),Lóránd (1933),Ermbrey (1955),Roland (1957)らがそれぞれ機械的機構をもつた陣痛記録器(external tocograph)を製作して,陣痛の観察描記を行つている。それ故,今回新な設計の下に製作したのがこの図の示す陣痛記録器(external tocograph,Type M & D)である。このtocographは機構的には比較的簡単であり,機能的には高性能であり,臨床的には使用法が容易であるなどの特色をもつている。なお,chart speed 10mm/min,chart巾50mm (full scale),long recording (electrical recorder)である。臨床的には,Uterus-Sensitivity-Test時に,分娩誘導時に,分娩促進時に,陰圧娩出器使用時に,利用されるが,応用範囲を流早産の診断治療判定に,妊娠に合併した手術前後の子宮収縮の推移に,産褥時の子宮収縮に,授乳時陣痛の観察記録にまで拡げることができる。
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