Japanese
English
グラフ
決定された人類染色体の正常な総数と性染色体と
The dicisive normal number of human chromosomes including sex chromosomes
安藤 晝一
pp.797-798
発行日 1960年9月10日
Published Date 1960/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409202268
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
人類染色体に関する世界学者の協定
人類染色体の諸性状,殊にその総数と男女間の差異とに関して古来,異説があつて一致した結論がなかつた。歴史的に観ると先ずベルギーのH.Winiwarter (1912年)は♂で2n=47で26+X,♀で2n=48で26+XXと云い,日本の小熊及び木原(1922〜1923年)はこれを承認した。その後アメリカのTh.S.Painter (1921〜1924年)は男女とも2n=48であるが,男性では46+XY,女性では46+XXであるとしYを追加した。日本の蓑内及び太田(1932〜1934年)はPainterに賛同した。
然るに本年4月8日米国デンバーのコロラド大学で開催された,人類染色体研究団体(Human Chromosome Study Group)による人類染色体会議(The Human Chronosome Conference)では,10日間に亘る検討協議の後に次の如く決定した。
Copyright © 1960, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.