Japanese
English
症例報告
腹裂児の1剖検例について
An autopsy case of gastroschisis
田川 清和
1
Kiyokazu Tagawa
1
1国立東京第一病院産婦人科
pp.591-596
発行日 1960年6月10日
Published Date 1960/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409202227
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Ⅰ.まえがき
腹壁披裂とはStolowsky1)によれば「胎生期における腹部体表前面の正中線での融合閉塞不全による腹壁の奇形」とするもので,この奇形により内臓器が被膜に蔽われることなく露出している児を腹裂児という。
最近種々な奇形の合併した腹裂児で,29日間生存後死亡,剖検を行つた1例を経験したのでここに報告する。
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