Japanese
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薬剤の臨床
産婦人科尿路感染症のUROCYDAL治験例並びに診療上,2〜3の卑見
UROCYDAL therapy of gynecological urinary infections and a few reviews of clinics. Masago Kawabe and Masabu Kageyama
河辺 昌伍
1
,
景山 正歩
1
Masago Kawabe
1
1新潟鉄道病院産婦人科
1Depertment of Gynecology, Niigata Railway Hospital
pp.329-332
発行日 1959年4月10日
Published Date 1959/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409201938
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I.まえがき
婦人の泌尿器は局所解剖的並に機能的に性器と密接な関係があるために,婦人の尿路感染症患者は,しばしば産婦人科外来を訪れる。
而して最近の尿路感染症患者の特長は,淋菌性及び結核性のものが少ないことである。即ち,戦前及び戦争直後に於ては,淋菌性のものが相当存在したが,最近は殆んど見られなくなった。又,昭和24〜25年頃迄は1年に数例の腎臓結核患者を発見し,腎剔手術を行ったが,これも最近は殆んど見られなくなった。このことは,婦人科だけでなく,泌尿器科でも同様とのことである。
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