Japanese
English
症例研究
性交負傷とその4例に就いて
Four cases of cohabitation wound
松沢 邦昌
1
,
小林 茂
1
,
小田 豊実
1
Kunimasa Matsuzawa
1
1都立大塚病院産婦人科
pp.135-137
発行日 1958年2月10日
Published Date 1958/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409201712
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
緒言並びに文献
医療を必要とする性交負傷はさして多いものでなく,Plazzous(1644年)が始めて報告したと云われ,その後Neugebaner(1889年)が150例の綜説的報告をなし,その後Rahm(1927年)の109例の総括,10例の治験例,更にWenzkowsky(1932年)はNeugebaner以後の212例の総括,53例の治験例を報告して居る。
本邦では大正9年荻野・星の報告を嚆矢とし矢内原(昭10)の32例の総括,1例の治験をのべ,その後にわかに報告が増し臼井(昭15)は自験3例を併せ70例を一括し,15才以下の2例と46才以上の1例の性交負傷が年令的に特異とし原因及び部位を考察し,花岡(昭26)は77例を表示し,最近はStewart A Fishは72例の概説がある。
Copyright © 1958, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.