Japanese
English
薬剤の臨床
Tristeroid hormone,Meprobamate混合剤の生物学的並びに臨床的検討
Biological and clinical studies on the combined preparation of Tristeroid hormone, and Meprobamates
藤井 久四郎
1
,
橋口 精範
1
,
安藤 晴弘
2
,
小林 修
3
Kyushiro Fujii
1
1東京医科歯科大学医学部産婦人科学教室
2慶応大学医学部医化学教室
3帝国臓器製薬株式会社
pp.335-342
発行日 1959年4月10日
Published Date 1959/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409201940
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1.はしがき
estrogenを単独に比較的長期にわたつて使用するとき,黄体が存在しない場合はその作用が強くあらわれすぎて子宮及び乳腺に異常をおこすことがあるのは周知のことである。この副作用を除くために従来estrogenとandrogenとの混合投与が行われているが,更にgestagenを加える方がより生理的に近い組合せと考えられる。特に更年期様症状,月経困難症などに対しては,精神安定剤を併用すると更に効果的ではないかの想定の下に,これら3種のSteroidとMeprobamateを混合する研究をはじめた。
私共はTristeroid homone, Meprobamate混合剤について生物学的作用並びに産婦人科領域に於ける応用を試みた結果を報告する。混合比率は表1に示した通りである。
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