Japanese
English
症例研究
腹腔内大出血を来した顆粒膜細胞腫自然破裂の1例
A case of the spontaneous rupture of granulosa cell tumor resulting in an intraabdominal strong bleeding
高橋 高
1,2
,
富田 哲
1,2
,
近藤 昭
1,2
,
杉崎 和泉
1,2
Takashi Takahashi
1,2
1東京大学医学部産科婦人科学教室
2国際親善病院
pp.631-634
発行日 1956年9月10日
Published Date 1956/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409201420
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緒言
過去20年間に,所謂女性化腫瘍と呼ばれる顆粒膜細胞腫について多数の研究があり,我国では樋口1)2)3)によつて明らかになつた点が多い。本腫瘍の自然破裂によつて,腹腔内大出血を来たした例は,内外とも其の報告は少く,我国では昭和7年北條4)の1例,及び昭和25年滝川5)の1例を見るに過ぎない。我々は其の典型的な1例を経験したので報告する。
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