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海外文献抄録
簡単なギネコグラフイー,他
Gynecography simplified
H. A. Strauss
,
M. R. Cohen
pp.77-79
発行日 1956年1月10日
Published Date 1956/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409201316
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ギネコグラフイーは,Steinにより考案された方法で我々はこれを一般的に行える様に改良した方法を考案した。原理は腹膜腔に空気を入れ,一方に於て,子宮卵管造影法を行つて撮影する方法であるが,Steinの原法によれば,Siskの台を必要としたが,これは,普通の病院に備えつける事は経済的に無理であるので,我々は,通常のX線撮影台を利用する方法を採用している。
手技は,当日朝浣腸で腸管を空にし,術前30分に卵管の痙れんを防ぎ,又気腹による腹膜の伸展の不快感を除くために,Demerol 50mgを与える。次に気腹であるが我々は経卵管的にではなく,経腹壁的に注入する方法を採用している。(約1000cc注入するが,40mmgHg以上の圧を加えてはならぬ)次に子宮卵管造影術を行うのであるが,造影剤は,4 cc位注入する。体位は上半身を15°位下げた体位をとり臀部に,4インチ位の厚さの枕をおく。
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