原著
915g前熟児哺育例
衞藤 毅
1
1都立荏原病院産婦人科
pp.1005-1009
発行日 1955年12月10日
Published Date 1955/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409201281
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緒言
諸種哺育法の進歩に伴い,生下時体重の小さい前熟児の哺育例が報告されているが,我国では体重1000gが大体その限度の様で1000g以上のものは小林1000g (昭30),天野1050g (昭9),謝1080g (昭29),柴田1090g (昭12)等の報告がある。1000g未満のものは織田・筑井の895g (昭28),前田の955g (昭17)(生後第29日肺炎死亡),の2例があるだけである。
余は初体重915g (244匁),推定在胎28週の早産前熟児に対しMethyl androstenediol (M.A.D.)を主とした各種補助療法を行い哺育に成功したのでその概要を報告する。
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