原著
クロロマイセチン腟坐藥使用による腟内容性状並に細菌叢の変動について
高田 道夫
1
,
𠮷元 昭治
1
,
山野井 達也
1
,
高山 俊典
1
1順天堂大学医学部産婦人科学教室
pp.986-990
発行日 1955年12月10日
Published Date 1955/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409201277
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緒言
近年各種抗生物質の相次ぐ発見によりその応用が普及され,その全身並に局所投与における効果は著しく,各種の化膿性炎症性疾患の治療法に一大変革をもたらした感がある。
吾々はクロロマイセチン腟坐藥(三共)(以下CM腟坐藥と略す)の腟内局所投与による腟内容性状及び細菌叢の変化並に全身的変化の一つとしての血中ビタミンB2(VB2)の変動につぎ検索する機会を得たので,ここにその成績を発表する。
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