速報
手術的侵襲の脳下垂體後葉に及ぼす影響に就て(第Ⅱ報)
並木 勉
1
,
岡田 和親
1
,
山本 幸次郞
1
,
水野 三雄
1
,
朝日 治
1
,
竹內 真三
1
,
高木 千鶴子
1
1名古屋大學醫學部産婦人科教室
pp.627-632
発行日 1953年10月10日
Published Date 1953/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409200908
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
緒論
あらゆるStressに對し,生體がGeneral Ada—ptation Syndromeを示すと云うSelyeの學説が1936年に發表されて以來,腦下垂體副腎系の概念が明瞭となつた。而して我々は後葉も前葉と同様にStregsに對し機能亢進を示すべきだと云う假定の下に,抗利尿ホルモン拮抗物質に就て研究を進め,既に本誌上に發表せる如く,手術的侵襲に際し該拮抗物質の存在を認め且つその消長を報告したが,便に實驗研索して次の如き成績を得ましたので,茲に簡單に御報告致します。
Copyright © 1953, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.