症例研究
3人姉妹に相次いで發生せる子宮筋腫例
菊地 和江
1
,
靑木 信行
1
1警友病院産婦人科
pp.477-478
発行日 1952年10月10日
Published Date 1952/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409200692
- 有料閲覧
- 文献概要
I緒言
子宮筋腫は成熟婦人に最も屡々見られる疾患で,Papes氏によれば6人に1人は筋腫をみるというから,その遺傳的關係を調べることは困難であるが,私達は最近三人姉妹凡てに比較的大きい子宮筋腫を發生せる珍らしい一家の症例を經驗したので此所に報告する。患者は三人姉妹の末子であり,長姉は戰時中疎開先の長野縣下某産婦人科醫院に於て,中姉と本人は當横濱警友病院に於て子宮筋腫の手術を受け,何れも現在健康に生活している。
Copyright © 1952, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.