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抄録
—Gerdon watkins Douglas & Lee F. Vosburgh—ヒアルロニダーゼ併用陰部神脛麻醉,他
Improved Pudendal Block Anesthesia with Hyaluronidase
宮
pp.380-386
発行日 1952年8月10日
Published Date 1952/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409200667
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Douglas G.W Vosburgh L.F.は1000倍アドレナリン加1%プロカインにヒアルロニダーゼ(ヒの略)を併用して陰部神經麻醉による分娩經過を,1%プロカインのみによる場合及び之にヒを併用した場合と比較して次の如く結論している。
A)1%プロカインのみによる38例では平均麻醉持續40分で娩出後側切開の縫合の際,麻醉効果の消失すること藥液の浸潤による組織の腫脹のため縫合の際時として妥當でないこと及び娩出の際の弛緩が不充分であること等の短所が認められたが,B)これにヒを併用した10例では麻醉域はA)群に比し更に廣汎に亘つたが,麻醉持續は反つて短縮した。(平均32分) C)これ等に更に10OO倍のアドレナリンを加えた20O例では麻醉効果平均80分と著明に延長したが1000倍アドレナリンを混じても麻醉域はB)群に比し變化が認められず且つKirby等の云う如く麻醉域が廣まるということは認められなかつた。且つ組織への浸透が迅速のため,藥液浸潤による腫脹が減じ95%は分娩の減痛に卓效を認めた。
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