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最近の産科界諸問題についての批判
EVALUATION OF PRESENT DAY TRENDS IN OBSTERICS.
D.E. REID
1
,
M.E. COHEN
1
1Dept.Obst.,Harvard M.Sch.,and the Clin.and Psychiat. Laborat.Boston Lyinhg-In Hasp.
pp.376-381
発行日 1950年9月10日
Published Date 1950/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409200390
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最近産科患者と新生兒についての在來の考え方に對していろんな疑義が生じするどく批判される傾向が見える.たとえば分娩時の疼痛が生理的に必要なものであるという見解と,鎭痛剤ないし麻醉剤を用いる方がよいという説とが對立している.そのほか在來の妊娠と新生兒着護法では母體に心理的な惡影響を來すという様な意見も提出されるに至つた.
これらはすべて近代,産科學の在來の傳統的な處置に對するちよう戰である.尠くとも過去20カ年間在來の常習處置によつてわが國における母體死亡率は,今世紀初頭の夫れの1/10に下つている2.その主要な原因は,産褥熱,妊娠中毒症および子宮出血に對する近代的治療法が進歩發逹したことにある3.
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