座談會
新しい性腺刺戟ホルモン劑"シナホリン"を語る
藤井 久四郎
1
,
安藤 晴弘
2
,
岩井 正二
3
,
高木 繁夫
4
,
松本 淸一
5
,
小林 隆
4
,
織田 明
6
,
志田 圭三
7
,
高橋 博元
7
1東京醫齒大産婦人科
2慶大醫化學教室
3養育院産婦人科
4東大産婦人科
5昭和醫大産婦人科
6駒込病院産婦人科
7東大泌尿器科
pp.169-175
発行日 1950年4月10日
Published Date 1950/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409200342
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藤井 性腺刺戟ホルモンは産科婦人科及び泌尿器科に重要な關係があります.下垂體の性腺刺戟作用不全によつて起る病的?態は若し強力な性腺刺戟ホルモン劑があつて之を適切に應用すればなおすことが出來るわけですが今日まだ確實な製劑がありません.世界を通じて主な製劑におよそ4種類あります.
第1に下垂體前葉製劑は卵胞刺戟ホ及び黄體化ホを含んでいて質的にすぐれているが高單位のものが得られないためか臨床應用しても滿足な結果が出ていません.
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