診療室
子宮癌組織標本の迅速製法
内野 久
1
,
村山 文子
1
1内野病院
pp.128-129
発行日 1950年3月10日
Published Date 1950/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409200332
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性器出血を訴えて癌ではないかと來院した神經質な婦人に癌の疑があるので組織顯微鏡檢査が必要であると告げたら,その檢査判定の一分でも早いのを希むのは當然である.
ところで今迄の樣に判定迄二,三日を要したらその間患者は恐く安眠も出來ず,食事も進まず憂鬱な日を送るであろう.その場合待つている間に組織の檢鏡が出來たら患者も落付くし治療方針も直ちに樹てられて便利この上もない.
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