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腟脂膏檢査による子宮惡性腫瘍早期診斷の意義
山口 淸
1
,
大星 章一
1
,
澁江 公一
1
1札幌鐵道病院産婦人科
pp.432-434
発行日 1949年11月10日
Published Date 1949/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409200277
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1 まえがき
癌を初期に診斷することは,その永久治癒を計る上に絶對必要な條件であるが,癌の早期診斯については,從來鋭意研究されて來たが,未だ滿足すべき結果を得るに至らない.
然るに,Papanicolacu (1928)は子宮癌患者の腟脂膏中に腫瘍組織に由來する惡性細胞の混入を認め,該細胞を證明することによつて子宮癌を早期に診斯し得ると報告した.本法についてはアメリカでは多數の報告があるが,我が國ではこれに關する報告は今日まで尼木,加藤の兩氏のみであるが,加藤氏は未だ本法の價値を認めていない.
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