外科保險診療の手びき・1【新連載】
適正診療と檢査
pp.220-221
発行日 1955年3月20日
Published Date 1955/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201593
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保険診療というと外科に限らず何科に於ても何か枠の中にはめこまれた窮屈な診療のように考えられている.勿論保険診療は診療担当者と保険者との間の一種の約束診療であるから約束以外のことは例えやつてもその報酬を請求しても支払われる筈はない.この約束を解説して外科の保険診療を楽にのびのびとやつて然もこれこれのことは正当に請求しても差支えないということを例をあげながら述べてゆくのがこの手びきの目的である.試合に勝つにはルールに精通した方が有利である.そこで約束というのは何かという健康保険保険医医療担当規定というもののことである.
これに述べてあることは大別して診療の範囲,診療方針,診療取扱手続,診療報酬の請求,の四項目である.
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