今月の臨床 子宮筋腫―多様化した子宮温存療法
治療を見据えた子宮筋腫の画像評価
1.超音波
古川 茂宜
1
,
添田 周
1
,
渡辺 尚文
1
,
藤森 敬也
1
1福島県立医科大学産科婦人科学講座
pp.194-200
発行日 2014年3月10日
Published Date 2014/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409103609
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●子宮筋腫の治療を選択する際に子宮肉腫との鑑別がきわめて重要となるが,筋腫の超音波像は多彩であり超音波による鑑別が困難なことがある.
●超音波の撮像範囲には限度があり,大きな子宮筋腫の全体像と内部構造とを超音波で同時に把握するのは時として困難である.
●超音波組織弾性診断による子宮平滑筋肉腫と子宮筋腫の内部硬度の測定が,両者の鑑別に有用な可能性がある.
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