連載 教訓的症例から学ぶ産婦人科診療のピットフォール
卵巣癌と診断した性腺外胚細胞性腫瘍の1例
西川 鑑
1
,
安田 紗緒里
1
1NTT東日本札幌病院産婦人科
pp.154-160
発行日 2014年1月10日
Published Date 2014/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409103597
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症例
患者
29歳,0経妊.
主訴
下腹痛.
既往歴
18歳 : 椎間板ヘルニア.
家族歴
特記すべきことなし.
現病歴
下腹痛,腰痛のため初診.内診にて子宮は可動性不良,ダグラス窩にソフトボール大の腫瘤を触知した.経腟超音波検査にて,左付属器に75×55 mmの充実性腫瘍を認めた.卵巣癌を強く疑い,腫瘍マーカー検査,CT,MRI検査を施行した.手術を予定し,入院となった.
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