今月の臨床 多胎妊娠管理の最新スタンダード─ガイドラインを踏まえて
双胎の合併症
2.双胎と胎児発育不全
工藤 美樹
1
1広島大学産婦人科
pp.1254-1258
発行日 2013年12月10日
Published Date 2013/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409103561
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●discordant twin : 1絨毛膜性,2絨毛膜性双胎にかかわらず両児の推定児体重差〔discordant rate :(大きい児の体重-小さい児の体重)÷大きい児の体重×100〕が一定以上のものがdiscordant twinである.
●selective IUGR : 1絨毛膜性双胎において一児のみがIUGR(推定児体重が-1.5 SDまたは10%タイル以下)になったものがselective IUGRである.
●双胎間輸血症候群(twin-to-twin transfusion syndrome : TTTS) : 1絨毛膜性双胎において胎盤の吻合血管を介する血流不均衡により,羊水過多/羊水過少などの症状の程度が強いものが双胎間輸血症候群である.
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