増刊号 ―これだけは押さえたい―最重要疾患の病態・診断・治療法
産科編
胎児・母体管理
胎児発育不全
長﨑 澄人
1
1東邦大学医療センター大森病院産婦人科
キーワード:
胎児発育不全
,
DOHaD
,
超音波ドプラ検査
Keyword:
胎児発育不全
,
DOHaD
,
超音波ドプラ検査
pp.8-14
発行日 2025年4月20日
Published Date 2025/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.038698650790040008
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Points
+胎児発育不全(FGR)は周産期医療における最も重要な問題の1つである.
+残念ながら,胎児発育不全を治療できる確固たるエビデンスのある方法はない.
+われわれができることは,適切に母児を管理し,早産期であれば可能な限り妊娠週数を延長させ児を成熟させることである.
+児の未熟性を考慮しなくてよい正期産以降においても,状況に応じて分娩誘発が考慮される.

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