連載 Obstetric News
妊娠中の尖圭コンジローマの取り扱い方
武久 徹
1
1武久レディースクリニック
pp.1250-1251
発行日 2012年12月10日
Published Date 2012/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409103225
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[症例]26歳.初めての妊娠.妊娠32週で定期妊婦健診のために受診した.尖圭コンジローマの既往があり,妊娠中に再発している.視診で外陰部,大陰唇,肛門周囲に5 mm未満の大きさの尖圭コンジローマが5~7個ある.胎児への感染と経腟分娩はできるのかを心配している.
この患者に対する最も適切な医療は,以下のどれか?
(A)満期(妊娠37週~妊娠42週)で帝王切開
(B)尖圭コンジローマのレーザー治療
(C)トリクロロ酢酸療法
(D)ポドフィリン使用
(E)治療は不要で自然陣痛発来を待つ
[正解](E)
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