連載 Obstetric News
オキシトシン使用に関する日本産科婦人科学会ガイドライン 2011に関する懸念(3)―オキシトシン最大量
武久 徹
1
1武久レディースクリニック
pp.1032-1033
発行日 2012年10月10日
Published Date 2012/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409103179
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オキシトシンの使用最大量(安全限界)に関しては,「産婦人科診療ガイドライン─産科編2011」の「子宮収縮薬による陣痛誘発・陣痛促進に際しての留意点 : 改訂2011年」では,“20 mU/分(最大投与量ではなく,安全限界と記載)”,また,添付文書〔アトニン-O,オキシトシン ; 2010年6月改訂(第7版)〕では,“20 mU/分にあげても有効陣痛に至らないときは,それ以上あげても効果は期待できないので増量しないこと”と記載されている.
米国産婦人科学会(ACOG)の医療技術情報では,オキシトシン使用法として,以下のような記載がされている.
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