オフィス ギネコロジー 女性のプライマリ・ケア
IV 妊婦
妊娠の診断,予定日の算定,双胎の膜性診断
坂井 昌人
1,2
1東京女子医科大学八千代医療センター母性胎児科
2東京女子医科大学八千代医療センター婦人科
pp.128-133
発行日 2012年4月20日
Published Date 2012/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409103032
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◆妊娠していても尿妊娠反応陰性の時期や陽性でも子宮内に胎囊が見えない時期がある.
◆子宮内胎囊の診断はpseudo GSに注意して慎重に.White ring,卵黄囊を確認する.
◆妊娠週数・予定日の確認は基礎体温表が正確であり,次善は妊娠8~10週のCRLによる.
◆多胎妊娠では妊娠10週以前にしか膜性を確実に診断することはできないと考える.
◆妊娠10週を過ぎても,λサイン,Tサイン,膜の厚さ,胎盤数は多胎膜性推定に有効である.
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