オフィス ギネコロジー 女性のプライマリ・ケア
V 婦人科疾患
機能性卵巣囊胞,卵管瘤水腫
坂巻 健
1
,
小林 浩一
1
1社会保険中央総合病院産婦人科
pp.236-239
発行日 2012年4月20日
Published Date 2012/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409102977
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◆卵巣に囊胞性腫瘤を認めた場合,まずは機能性卵巣囊胞の可能性がないかを検討する.
◆閉経後でも機能性卵巣囊胞が発生することは念頭に置くべきである.
◆出血性黄体囊胞はさまざまなエコー像を呈し,診断が容易でないこともある.
◆手術既往症例などでは,peritoneal inclusion cystの可能性も考慮して鑑別を進める.
◆卵管瘤水腫や卵管瘤膿腫では,症状や検査所見により治療の要否,内容を検討する.
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