今月の臨床 胎児心拍数モニタリング
胎児心拍数モニタリングの現状と問題点
1.国際的視野に立って
鮫島 浩
1
1宮崎大学医学部産婦人科
pp.14-19
発行日 2011年1月10日
Published Date 2011/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409102541
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
はじめに
今回,胎児心拍数モニタリングの現状を国際的に比較するために,日本,アメリカ,カナダ,イギリス,アジア・オセアニア学会の資料を参考にした.
日本の文献は,2003年の日産婦学会,周産期委員会,胎児心拍数図の用語および定義検討小委員会報告と,2010年の同周産期委員会報告を用いた1, 2).
アメリカの文献は,1997年にNational Institute of Child Health and Human Development(NICHD)から出された,解読を目的とした研究指針と,2008年のアップデート版を用いた3, 4).
カナダは産婦人科学会(SOGC)の臨床ガイドライン(2007)を,イギリスはNational Collaborating Centre for Women's and Children's Healthの臨床ガイドライン(2007)を参考にした5, 6).
アジア・オセアニア産婦人科学会(AOFOG)では宮崎で開催されたCTG─EFM Conference(2009)の資料を参考にした.
Copyright © 2011, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.