今月の臨床 これを読めばすべてわかる―最新の産婦人科超音波診断
III 産科における超音波診断─妊娠初期
妊娠初期の絨毛と臍帯の異常
長谷川 潤一
1
,
岡井 崇
1
1昭和大学医学部産婦人科学教室
pp.550-553
発行日 2010年4月10日
Published Date 2010/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409102339
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妊婦健診中の臍帯・胎盤異常の超音波診断を徹底するためには,系統立てたスクリーニングを行うことが重要であると考える.近年,超音波の解像度の向上から種々の臍帯・胎盤異常の診断が可能となり,より多くの情報を妊娠の早い時期から知り得るようになった.しかし,正しい診断とリスク評価ができなければ患者に不安を与える一方となりかねない場合もある.本稿では,妊娠初期に描出される絨毛と臍帯を中心に,その異常所見や解釈について解説する.
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