今月の臨床 ここが聞きたい―不妊・不育症診療ベストプラクティス
I 不妊の検査・診断 C子宮因子
【子宮鏡検査】
23.子宮鏡検査の適応,方法,臨床的意義について教えてください.
平田 哲也
1
,
大須賀 穣
1
,
武谷 雄二
1
1東京大学医学部女性診療科
pp.398-399
発行日 2009年4月10日
Published Date 2009/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409102012
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[1]はじめに
子宮奇形,子宮内腔の病変は,受精卵の着床が障害され,不妊または不育症の原因となる.子宮鏡による子宮内腔の検査は外来レベルで行える検査であり,超音波検査と異なり直接子宮内腔を観察できる.さらに,子宮鏡下手術による治療の可否についても診断可能である.外来レベルでの診断精度を高め,診療の幅が広がるという点で非常に有効な検査法である.
以下,子宮鏡検査の適応,方法,臨床的意義について述べる.
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