今月の臨床 胎盤と臍帯の臨床
胎盤
7.母児間輸血症候群
金子 政時
1
1宮崎大学医学部医学教育改革推進センター
pp.1370-1371
発行日 2007年11月10日
Published Date 2007/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409101602
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概念 通常,胎児と母体は胎盤バリアによって隔てられている.このバリアが何らかの原因で破綻し,胎児の血液が母体絨毛間腔に流入するために胎児に生じるさまざまな病態の総称が母児間輸血症候群である.厳密には,胎児血の絨毛間腔(母体血中)への出血,fetomaternal hemorrhageである.
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