今月の臨床 産科超音波診断─正診への道筋
妊娠初期
4.初期に診断できる胎児奇形
堤 誠司
1
1山形大学医学部発達生体防御学講座女性医学分野
pp.1011-1015
発行日 2007年8月10日
Published Date 2007/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409101544
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はじめに
ヒトが胎芽から胎児へと成長する妊娠初期は各臓器や各器官が発生分化する時期であり,この期間に生じる形態の変化とその大きさの変化は著しい.そのため胎芽・胎児の各部位や各臓器の発生時期を理解したうえで超音波診断を行う必要がある.本稿では,妊娠初期に遭遇する代表的な胎児奇形などについて,自験例を呈示し概説する.
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