今月の主題 母子医療と臨床検査
技術解説
妊娠中期の検査技術
胎児奇形の画像診断
竹内 久彌
1
,
町田 正弘
1
Hisaya TAKEUCHI
1
,
Masahiro MACHIDA
1
1順天堂大学医学部附属順天堂浦安病院産婦人科
キーワード:
diagnostic ultrasound
,
fetal anomaly
Keyword:
diagnostic ultrasound
,
fetal anomaly
pp.763-769
発行日 1997年7月15日
Published Date 1997/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542903364
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超音波断層法は,胎児奇形の診断に必要欠くべからざる検査法であるが,スクリーニングと精密検査の両方に同様な手技で使用されるという特徴を持つ.したがって,妊娠中期以降では主として胎児のどの部分をどの程度の詳しさで読影すべきかを具体的に理解しておく必要がある.またカラードプラ(あるいはパワードプラ)法は心奇形の診断に必須であり,通常の断層像では描出できない細い血管の血流を描出できるので,胎児循環異常の把握にも活用されるべきである.
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