連載 教訓的症例から学ぶ産婦人科診療のピットフォール・14
子宮頸部筋腫合併妊婦の帝王切開時の子宮頸部裂傷の2例
森崎 伸之
1
1山形県立日本海病院産婦人科
pp.1309-1311
発行日 2006年10月10日
Published Date 2006/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409101298
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症例(1)
患 者 : 30歳,1経妊・0経産
最終月経は1995年9月上旬で妊娠成立,初診時より腹部超音波で直径約10cmの子宮筋腫核を合併していた.以後,当科で妊婦定期健診を施行した.妊娠後期の子宮筋腫核と胎児の位置関係は図1のようになっており,妊娠37週に子宮頸部筋腫合併妊娠で経腟分娩不可と診断し,予定帝王切開分娩とした.
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