今月の臨床 高年妊娠-母児ケアのポイント
リスクへの対応とケアのポイント
5.前置胎盤
市塚 清健
1
,
長谷川 潤一
1
,
松岡 隆
1
,
大槻 克文
1
,
下平 和久
1
,
関沢 明彦
1
,
岡井 崇
1
1昭和大学医学部産婦人科
pp.41-45
発行日 2007年1月10日
Published Date 2007/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409100707
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はじめに
前置胎盤は経腟超音波の普及によりほとんどの症例で妊娠中の診断が可能となってきた.本疾患では,子宮下部の収縮不良に伴う胎盤剥離面からの多量出血や,癒着胎盤合併など,診断がなされたのちのリスク評価や対応がポイントとなる.また,疫学的に高齢妊娠においてその頻度が高いといわれており,高齢妊娠が増加している現在では前置胎盤の頻度も増加すると思われる.
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