今月の臨床 症例から学ぶ常位胎盤早期剥離
症例から学ぶ
常位胎盤早期剥離による子宮内胎児死亡に溶血性尿毒症症候群を発症し,経腟分娩,子宮動脈塞栓術,血漿交換,人工透析にて腎機能・子宮を温存し得た症例
光田 信明
1
,
天満 久美子
1
1りんくう総合医療センター市立泉佐野病院産婦人科
pp.140-143
発行日 2005年2月10日
Published Date 2005/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409100166
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はじめに
今回われわれは,常位胎盤早期剥離(以下,早剥)による子宮内胎児死亡(以下,IUFD)となったものの帝王切開を回避し,内科的治療にて適切に管理しえた症例を経験した.さらに,早剥+IUFDの分娩様式を考察する症例の紹介も併せて行う.
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