Japanese
English
論述
J型セラミック大腿人工骨頭の開発と臨床成績
The Development and Clinical Study of the J Type Ceramic Femoral Head Prosthesis
伊丹 康人
1
,
今井 敬人
1
,
室田 景久
2
,
富田 泰次
2
,
谷 吉彦
2
,
井上 哲郎
3
,
下小野田 曄夫
3
,
原田 雅弘
4
,
長谷川 芳男
5
,
別府 諸兄
6
Yasuto Itami
1
1神奈川リハビリテーション病院
2慈恵医科大学整形外科
3浜松医科大学整形外科
4原田病院
5埼玉成形会病院
6聖マリアンナ医科大学整形外科
1Kanagawa Rehabilitation Hospital
キーワード:
セラミック
,
ceramic
,
大腿骨人工骨頭
,
femoral head prosthesis
,
チタニウム
,
titanium
Keyword:
セラミック
,
ceramic
,
大腿骨人工骨頭
,
femoral head prosthesis
,
チタニウム
,
titanium
pp.116-123
発行日 1986年2月25日
Published Date 1986/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408908700
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抄録:著者は1952年以来,片山-平川式アクリル人工骨頭を股関節に用いてきた経験から,骨頭球の大きさが,臼蓋の大きさに対して解剖生理学的に適切なものであれば,長期に亘って臼蓋の変化を最小限度にとどめうる事を知った.よって日本人の大腿骨骨頭の大きさを調査した結果にもとづき,38mm-2mm間隔-50mm径の7種類のチタニウム人工骨頭を開発して使用してきたが,骨頭軸の太さも使用症例の骨髄腔に適合したものが最適である事に気づいた,よって,38mm-50mmまでの7種類のセラミック骨頭と,4種類の太さの316Lステインレススティール製の骨頭軸を,テーパースリーブで組合せて,32種類のセラミック人工骨頭を,症例に応じて使用できるようにした.その結果141例に用い,最長3年6ヵ月間の経過を観察,正しい手術術式を行えばきわめて満足すべき成績がえられる事実を,使用骨頭の大きさの決定方法並びに必ず守らねばならぬ手術術式等と共に報告した.
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